《法人(会社)である》

塾に限らず、ある一定以上の規模の会社には、必ず「目標」とか「予算」などという名称の「ノルマ」があります。

そして、殆どの会社では、それが他の様々な業務と比較して、最も重視されます。いわゆる大手と言われる塾に勤務していた方からお話を伺うことも多いのですが、「在籍生徒数」「新規入会者数」「月の売り上げ」「講習の売り上げ」「講習の参加率」「中3から高校への継続率」などにノルマがあり、それが達成できていないと毎日(場合によっては1日に何回も)本社や上司から叱責を受けるそうです。

経営者が一人一人の生徒や保護者の方の顔を知っていれば、よほどの悪人や守銭奴でもない限り、そんなに無茶なことはできないのでしょうが、ノルマを本社が決定し、それを現場に押し付ける規模になると「生徒」「保護者」は、ただ「ノルマを達成するための道具」にもなりかねません。

中には「自爆営業」と呼ばれる「ノルマ達成のために架空の生徒を入会させ、その費用を塾の社員が自腹で支払う」ということまで行われている塾もあるようです。

このような環境に置かれれば、「本当に必要な学習量」を遥かに上回り、「消化不良を起こし、却って学力がつかない」「本来、自分ですべきことまで授業の中でやらせることで、自分で学ぶ習慣も力もつかない」ことを承知の上で、高額な費用を負担させるという悪質な営業が行われることに不思議はありません。

以前、本人やご兄弟が他の塾に通っていた方の話を伺うと、船堀界隈でも、このような例は枚挙にいとまありません。