3人のレンガ職人

お子さんが勉強に向かう姿勢は、3人のうちの誰に似ていますか?

旅人が、ある町を通りかかりました。
そこで、汗を流してレンガを積んでいる職人に出会いました。
旅人はその職人に、「何をしているのですか?」と尋ねました。
男は面倒くさそうに、
「ごらんの通りさ。親方の命令で、レンガを積んでいるんだよ!
毎日毎日こんなことをやらされて、いやになっちゃうよ!」
とぶっきらぼうに答えました。

旅人が先に歩いていくと、二人目の男に会いました。

「何をしているのですか?」と、旅人は同じように尋ねました。
二人目の男は、
「レンガを1個積むと10セントもらえるのさ。
生活をするために、レンガを積んで壁を作っているんだよ」
と答えました。

旅人がさらに先へと歩いていくと、三人目の男に出会いました。

旅人は、「何をしているのですか?」と尋ねました。
「私はレンガを積んで、家族みんなで暮らす家を作っているのです。
その家で、私の家族みんなが幸せに暮らすのです。」
と三人目の男は目を輝かせながら答えました。

このお話は「イソップ寓話」の中の一つをアレンジしたものです。

 

この3人の仕事への取組みを勉強への取り組み方に置き換えてみると

一番目の男→
・周りに言われていやいや取り組んでいる。
・目的は「怒られないこと」である。
・仕事(学習)の質は全く考えていない。
・現在のことしか考えていない。

二番目の男→
・報酬を得るために取り組んでいる。
・目的は「生活のため」である。

三番目の男→
・やりがいを持って自主的に取り組んでいる。
・目的は「人のため」「良い家を建てること」である。
・仕事(学習)の質を重視している。
・現在のことよりも将来のことを考えている。

となるでしょう。

お子さんを三人目の男にする方法を知りたい方は、ご相談下さい。
但し、「怠け癖」「逃げ癖」「ゴマカシ癖」がついていると難しいかもしれません。
これらの癖がつく前に「学習の本当の意味」「学習の本当の目的」を教えてあげることが重要です。

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