前回の続きです。

しばしば、保護者の方から「ゲームと同じくらい、勉強も一生懸命やって欲しい。」というお話を伺います。しかし、これは一見同じことのように見えても、実は逆の方向を示すものです。

「ゲーム」「ライン」「動画」などは、意志が弱ければ、とめどなくやってしまい、意志が強ければ、止めることができます。

「学習」「練習」などは、意志が強ければ、継続して実行することができ、意志が弱ければ、すぐに止めてしまいます。

結局、「ゲーム・ライン・動画視聴をやり続けること」と、「学習しないこと」は、いずれも意志の弱さが原因です。裏を返せば、「ゲーム・ライン・動画視聴を行わないこと」と、「学習を行うこと」は、意志の強さが必要だということです。

最近の研究では、「欲求をコントロールする力」は「学力」よりも遥かに、将来の収入や安定した生活に与える影響が大きいとのことです。但し、「欲求をコントロールする力」が「学力」に与える影響も大きいため、「学力」が将来の収入や安定した生活に、大きく影響するという側面があることも事実です。

「やる気がある時ならば誰でもできる。やる気が出ない時に、いかにできるかが重要だ。」

仕事に就いた時のことを考えてみれば、「やる」「やらない」はやる気の有無によって決めるものではありません。この言葉は、そのことを教えてくれています。

次回に続きます。