同じ問題を解くことには果たしてどれくらいの意味があるのかを今一度考えてみませんか?⑤
生徒の学習に対する姿勢別の効果
学習に対するモチベーション
学習に対してのモチベーションが低く、向上心をもっていない生徒は「解けないものを解けるようになりたい」という気持ちをほとんど持っていません。
それ故「解き直し」を課題などで出してもほぼ何も意味がありません。
「考えたけどわからなかった」と言って白紙で提出してくるか、解答や解説などを丸写しでもしてくるのがオチでしょう。
「解き直し」は学習に対するモチベーションが高い生徒しか十分な効果を得られません。
モチベーションが低い生徒に対しては全く異なるアプローチを行う必要があります。
生徒の精神年齢
生徒の精神年齢は「解き直し」の効果が十分に発揮されるかを考える上で、最重要といっても良い要素だと言えます。
同じものを繰り返して解く以上、前回お伝えしたように「結果」を記憶してしまうということが、大なり小なり発生してしまいます。
「正しい道筋を理解できているか」に対してフォーカスして取り組むことが出来ていれば、結果を覚えてしまっているかは大きな問題ではないので、「解き直し」には十分な意味が生まれます。
しかし、これを実際に行うためには精神的に大人でなければ難しいというのが実情でしょう。
精神的に幼い生徒は答えがわかってしまっているものに対しては、自力で解くことが出来なかった問題であったとしても、初めて見る問題と同じようには取り組むことが出来ません。
彼らは勉強に対するモチベーションが高く、「解き直し」の意味や目的を伝え、説得をしても、こちらの指示を聞かず、そして新しい問題ばかりを欲しがります。
自力で確実に解けるようになるまで「解き直し」を行うことが出来ない生徒たち。
彼らは多くの場合、それを行う必要がない自分の能力を大きく下回るレベルの問題までしか解けるようになりません。
⑥に続く…