過去問を使うべき時期とその使い方を本当に正しく理解していますか?④

入試レベルの問題を演習する時期(9~11月上旬)

前回お話した、入試レベルと今まで解いてきた問題の差を実感した後のこの時期は、いよいよ実戦的な問題で演習を重ね、実際の入試問題に対応できるよう練習していく時期です。

「お、いよいよ過去問の出番か!?」と思ったそこのあなた、まだ慌てないでください。

 

確かに滑り止めなど、現時点の自分の実力でも合格できそうなレベルの学校の過去問は、この時期にさっさと解いてしまうと良いでしょう。

 

また、大学受験生のうち、国公立大学を受験する人たちは12月~1月前半は共通テスト対策で必死になっているはずです。

そして1月中旬の共通テストが終わるとすぐに私立大学の入試が始まってしまうため、落ち着いて私立入試の対策をすることができるのはこの時期くらいしかありません。

(逆に、この時期に私立の対策をできるだけの十分な学力を身に付けている、早くスタートをきった受験生だけが国公立大学に合格する資格があるとも言えます)

 

しかし、本命の受験校の問題に着手するには時期尚早です。

 

入試問題の中には学力を上げる「良問」もあれば、解いたところでそこまで大きな効果を得られない問題があります。そして言いづらいことですが、中には「悪問」と言われるような解くことで全く学力の底上げにつながらない(時には悪影響すらあり得る)問題も存在しています。

 

世に出ている問題集は、(当然良し悪しはありますが)多くの入試問題を精査した上で掲載する問題を選んでいます。

つまり著者が「学力向上に役立つ」と考えた問題が載っていることになります。

この時期はまだそうした良問を多く含む問題集に手をつけ、入試問題に対する完答力をつけることを優先すべきです。

 

逆に冬休み前のこの時期に、塾から第一志望校の過去問を解くよう指示された場合は(夏期講習前と同様に)、冬期講習を大量にとらせるためではないのかと疑うべきです。

 

実力に見合った適切な学習を適切な時期に行わなければ、受験において成功する可能性は大きく下がります。

十分な実力が伴わないまま勇み足で学習を進め、もはや手遅れの時期に基礎の復習をしなければなった受験生を、私は集団塾に勤めていた頃にたくさん見ました。

 

くれぐれもそうした受験生たちと同じ轍を踏まないように気を付けて欲しいと思います。

また自己管理が苦手だという自覚がある船堀周辺にお住まいの受験生は、是非リアライズにお問い合わせください。

 

続く…

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