「やる気」の正体④

今回は、肝心の勉強を続ける段階の話だが、まず前提として自分に対する「甘さ」を排除することは難しいということを改めて伝えておきたい。

もしこの「甘さ」を排除し、継続する能力が自然に獲得できるものであるならば、世の中にダイエットに失敗する人はいないし、禁煙外来も存在していないだろう。

 

意志の力を過信してはいけない

 

「やりたくないこと」「楽しくないこと」を続けるというのは、言ってしまえば本能に対して理性で抗うということだ。

これを意志の力だけで解決しようというのは、大半の人にとっては簡単にできることではないのだ。

 

では、どうすれば良いのか。

それは意志の力だけでどうにかしようとするのではなく、他の何かの力を借りることで継続しやすくするのである。

 

環境を利用する

 

スマホにいつでも触れ、ゲームや漫画もあり、ベッドでいつでも寝ることもできる部屋と、周りに勉強している人しかいない塾の自習室ではどちらが勉強をサボりやすいだろうか。

 

他者の目がある(実際に見られてはいないとしてもそれを意識する)環境は、それだけで人はサボりづらくなる。

実際に、コロナ禍でテレワークが流行ったが、アンケートで「テレワーク中に仕事をさぼったことがある」と回答した人が74%にもなったというデータもある。

 

勉強をするときは、可能な限り「勉強をする」場所に行くようにすると良いだろう。

 

ルール化する

 

「〇〇をした後は必ず××をする」というルールをつくる。

一般的にルールを破ることには、大なり小なり罪悪感や抵抗感を覚えるのが人間というもの。

 

朝起きたら必ず計算問題集を解く、寝る前に必ず単語帳を開いて復習する、など最初は簡単なものからで良い。

こうしたルールを続けることで、やがて勉強をすること自体が習慣になってしまえば、多少の面倒臭さは感じても続けることは遥かに容易になるだろう。

 

 

続く…

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