英熟語帳の必要性④

英熟語帳は必要なのか?

①~③を踏まえ、英熟語帳の必要性について考えると、あなたが

 

1. 正しい英語学習を行ってこなかった→必要かもしれない

2. 受験する大学の文法問題に熟語が大量に出る→必要かもしれない

3. 1、2のどちらにも該当しない→不要

 

ということになります。

 

それでは、ここで1、2のケースについてもう少し考えてみましょう。

 

1の場合、もしあなたが受験まであと半年をきっているのであれば、勉強方法を見直す時間はありません。

とにかく知識量を増やすことで、英語は何とかごまかすしかないかもしれません。

また、他の科目で英語の点数を補うことも積極的に考えなければなりません。

しかし、あなたがまだ受験まで十分な猶予を残しているなら、熟語を必死で覚えるよりも勉強の仕方を変えた方が良いでしょう。

 

2の場合は、単純な知識問題がどれくらいの割合を占めているのかを判断する必要があります。

大学入試の合格点は大体7割前後ですから、英熟語の問題があまり出ないのであればここに時間を割くというのは賢明とは言えません。

というのも大学入試の英語で問われているのは、大学で勉強していくことが出来るかどうか(=論理的に物事を考えられるか)ですので、レベルが高い大学ほど単純な「〇〇を知っているかどうか」という知識量しか問わない出題はされなくなります。

つまり、中堅~上位の私立大学では単純な熟語問題が合否を決定するほど出ることはありえない、ということです。

(余談ですが、過去問の解説であまりに熟語や構文の知識面ばかり強調する問題集や授業には注意した方が良い、とも言えるでしょう)

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください