英検〇級に合格≠英語ができる②
英文和訳を正しく行える
まず初めのチェック項目は英文を正しく和訳できるかどうかです。
「正しく」和訳できているというのは、「何故そういう訳になるのかを文法的に説明できる」ということです。
S・V・O・Cなどの文型を正しく把握できていること、修飾・被修飾部の判断ができていることは当然として、
何故その文法構造だと考えたのか、その判断理由も説明できなければなりません。
自分の学力より低いレベルの文章であれば、そういった方法を用いずとも頭の中でパッと訳せてしまうことも多いでしょう。
しかし、文法的な理解を伴っており本当に理解しているのであれば、その説明を求められればいつでも説明できるはずです。
英語を第二言語として学習している我々は、文法を活用しなければ単語をどのような順序で並べ、どのように訳文を組み立てるべきかを判断することは、できません。
逆にこうしたことができないのであれば、それはその英文を理解できているのではなく、今までに学んだ内容などを元に、ただ経験則から単語を当てはめているだけに過ぎないと言えます。
こうした学習(といって良いのかは疑問ですが笑)をしている人は、当然レベルが上がっていくと途端に何もできなくなります。
ちなみに文法的説明を求めると、(かなり困りながら)自分が和訳した文章から逆算して答える生徒がときどきいますが、もちろんこれでは本末転倒であり、論外です。

