英熟語帳の必要性③
自分が目指しているレベルはどこなのか?
英熟語帳を用いるか否かを考える上でもう一つ大切なのは、自分の目指す大学がどのレベルなのかということです。
まずは国公立大学ですが、多くの国公立大学では基本的に文法問題が単独で大問として出題されることはほぼありません。
つまり、英熟語が必要になるケースは長文問題の一部として出題される形になります。
この場合は、英熟語自体の意味が分かっていなくとも、文型や情報構造、文脈を活用することにより判断が可能になります。
私立大学でも大学・学部によってはこうした上記のような出題形式をとっている大学があります。
そうした大学も基本的に国公立大学だと同様に考えて問題ないでしょう。
ただし、私立大学には会話問題を出題する大学も数多く存在しています。
会話問題では、会話でしか使わないような慣用表現が出題されるため、ここで確実に得点したいのであれば会話問題集に取り組む必要はあります。
一方、私立大学の多くは文法問題だけの大問が出題されます。
出題形式は様々ですが、文法と語法をテーマとして出題し、その中には熟語の知識がなければ解答不可能な問題も出題されます。
したがって、文法問題の大問が出題される私大を受験する場合は、自分が受験する大学がどのような出題をどの程度しているのか、を過去問で確認・分析しなければなりません。